1952-05-23 第13回国会 衆議院 文部委員会 第25号
そこでこの総数と先ほど申しました教員の理論單価を乘じたものを見ますと、大体現在の地方の教員給与費をまかない得るという結論に到達しておるのであります。と申しますのは、現在地方の教員の実数は、この定員で計算しましたよりは、はるがに少いのであります。従来の算定方式の結核の一・三三だけを見込んでも、約二万人ほどの欠員があるわけであります。
そこでこの総数と先ほど申しました教員の理論單価を乘じたものを見ますと、大体現在の地方の教員給与費をまかない得るという結論に到達しておるのであります。と申しますのは、現在地方の教員の実数は、この定員で計算しましたよりは、はるがに少いのであります。従来の算定方式の結核の一・三三だけを見込んでも、約二万人ほどの欠員があるわけであります。
それから学校職員につきましては別に小学校、中学校教員学歴別、勤続年数別理論單価表というものをお配りいたしておりますが、これはこの算出の方法は府県、市町村と異りまして、あるべき給與單価を算定いたしたわけであります。算定の要領は、昭和二十四年の統計によりまして、小学校、中学校の教員勤続年数別、学歴別の統計ができてございます。
理論單価と申しましても、教員構成から見まして、なるべく機械的にはじき出したいという希望にすぎない点は、十分御理解いただけるだろうと存じております。
現在文部当局におきましては、定員法に基きまして定額の理論單価の算定中だと承知いたしております。この文部当局で計算されておりまする理論單価によりますと、非常な矛盾がございます。